『九龍城』(クーロンじょう)は、その怪しげなタイトルからカルト的な人気を誇る『クーロンズ・ゲート』を連想させますが、中身は全く異なる硬派な思考型アクションパズルゲーム。2000年12月7日にメディアリングから「普及版1500円シリーズ」としてPlayStationで発売されました。
本作の主人公は、サイコロの姿をした可愛らしいキャラクター「ダイスケくん」。プレイヤーは彼を操作し、3Dグラフィックで描かれた麻雀牌が敷き詰められたフィールドを冒険します。最大の特徴は「一度歩いた牌(床)は崩れ落ちてしまう」というルールです。つまり、ゴールまでのルートを慎重に計算しなければ、自ら足場を失って落下してしまうことになります。
ただの一筆書きパズルではなく、牌の種類によって特殊な効果が発生したり、動く床やワープゾーンといったギミックが配置されていたりと、アクション要素も強めです。全120ステージ(30ステージ×4部構成)というボリュームに加え、時間制限や歩数制限といった制約の中で最適解を見つけ出すストイックなゲーム性は、1500円という低価格ながら十分な遊びごたえを提供してくれます。
メディアリングは、かつて存在した三菱グループ(三菱樹脂)傘下の映像・音楽・ゲームソフト制作会社です。PlayStation時代には、『ゼロ・ディバイド』シリーズなどのヒット作を送り出したことで知られています。本作『九龍城』は、当時流行していた「SIMPLE1500シリーズ」などの低価格ソフトブームの中で、「普及版1500円シリーズ」として投入されたタイトルの一つです。













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