『ZOIDS 帝国VS共和国 メカ生体の遺伝子』は、2000年11月22日にトミーよりPlayStation向けに発売されたシミュレーションRPGで、ゾイド第1期シリーズの世界観をベースに帝国と共和国の戦争を描いた硬派な戦略ゲームです。
プレイヤーはゲーム開始時に「ゼネバス帝国」または「ヘリック共和国」のいずれかを選択し、所属勢力の指揮官として戦争に参加します。帝国側では皇帝直属部隊の将軍、共和国側では大統領の影武者という立場で戦線を指揮することになります。ゲームは「ブリーフィング」→「出撃準備」→「ミッション」の流れで進行し、ベースキャンプでは部隊編成や工場、研究室、訓練などの機能を活用できます。
登場するゾイドは60種類以上、改造パーツは50種類以上が実装されており、戦闘は3Dグラフィックで描かれ、ゾイドごとに異なる撃破モーションなど細部まで演出が施されています。舞台設定は1980年代の「旧バトルストーリー」に準拠しており、当時のアニメや新製品に登場する最新ゾイドではなく、ガリウスやマーダなどの旧型ゾイドが中心です。オープニングとエンディングムービーはガイナックスが制作し、音楽は坂本英城氏が担当しています。
一方で、当時放送されていたアニメ『ゾイド -ZOIDS-』との世界観の乖離や、最新ゾイドが登場しない点については賛否が分かれました。また、共和国側の主人公が「影武者」という設定や、一部のゾイド性能バランスに偏りがある点も議論の対象となりました。
『ZOIDS 帝国VS共和国 メカ生体の遺伝子』は、1980年代にトミーが展開した組み立て玩具「ゾイド」シリーズの第1期「旧バトルストーリー」をベースにした作品です。
ゾイドは1983年に初登場し、中央大陸戦争を舞台に帝国と共和国の戦いを描いた設定が展開されました。アニメ化以前の世界観を再現しており、当時の玩具に付属していたストーリー冊子やカタログが原典となっています。













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