『ル・コンチェルト フォルテシモ・ピアニシモ』は、プレイヤーが新米指揮者となり、個性豊かな楽団員たちと共に伝説の楽曲「ル・コンチェルト(光の協奏曲)」の完成を目指すオーケストラシミュレーション・アドベンチャー。2000年9月7日に童(WARASHI)からPlayStationで発売されました。
本作は、1999年に別々のソフトとして発売された『ル・コンチェルト フォルテシモ』と『ル・コンチェルト ピアニシモ』の2作品をカップリングしたお得なパッケージです。物語の舞台は、音楽が魔法のように力を持つファンタジー世界。プレイヤーは、解散寸前の貧乏楽団を立て直すべく、街で楽団員をスカウトしたり、練習を通じて絆を深めたりしながら、演奏会を成功へと導きます。
ゲームの核となるのは、本格的なクラシック音楽に合わせて指揮棒(コントローラー)を振る「コンサートパート」です。単なるリズムゲームとは異なり、各楽器パート(弦楽器、管楽器など)に向けて指示を出し、演奏の強弱やテンポをコントロールするという、指揮者ならではの体験が味わえます。また、アドベンチャーパートでは、楽団員たちの悩みや過去に関わるドラマが描かれ、「フォルテシモ」編と「ピアニシモ」編でそれぞれ異なる視点やエピソードが展開されるため、両方を遊ぶことで物語の全貌が明らかになる構成となっています。
本作を開発・発売した童(わらし)は、『紫炎龍』や『トリガーハート エグゼリカ』といった硬派なシューティングゲーム(STG)で知られるメーカーです。弾幕やスコア稼ぎにこだわる職人集団というイメージが強い同社ですが、プレイステーション時代には本作のようなハートフルな音楽アドベンチャーや、麻雀ゲームなども手掛けていました。中でも本作は、STGで培った「入力に対するレスポンスの良さ」が指揮システムに活かされており、ジャンルは違えどメーカーのこだわりが感じられる一作です。













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