『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』は、2000年2月10日にエレクトロニック・アーツ・スクウェアから発売されたPlayStation対応のアクション(サードパーソン・シューティング)ゲーム。NINTENDO64で大ヒットした『ゴールデンアイ 007』とは異なり、キャラクターの背後からの視点で操作する三人称視点(TPS)を採用し、映画のストーリーを忠実に追体験できるスパイアクション作品となっています。

プレイヤーは英国諜報部員ジェームズ・ボンド(ピアース・ブロスナン)となり、第三次世界大戦を誘発して視聴率を独占しようと企むメディア王エリオット・カーヴァーの陰謀に立ち向かいます。ゲームは銃撃戦がメインのTPSパートに加え、ボンドカー(BMW 750iL)を操るドライビングミッションや、雪山を滑走するスキーアクションなど、映画の名シーンを再現した多彩なステージで構成されています。

実写ムービーが随所に挿入されるほか、日本語版では映画と同じ声優陣による吹き替えが収録されており、映画の世界観に深く浸ることができます。FPSだった『ゴールデンアイ』とは異なるアプローチで、ボンドのアクションを客観的に見ながら楽しむことができる一作です。

『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』は、1997年に公開された映画『007』シリーズの第18作です。ピアース・ブロスナン演じるジェームズ・ボンドが、ステルス艦を使って英中の軍事衝突を画策する狂気のメディア王エリオット・カーヴァーと戦う姿を描いています。ボンドガールのウェイ・リン(ミシェル・ヨー)との共闘や、携帯電話で遠隔操作するBMWなどのハイテクガジェットが話題となりました。

007 トゥモロー・ネバー・ダイ