『デジモンワールド デジタルカードバトル』は、1999年に登場したカードバトルRPGで、育成型だった前作『デジモンワールド』とは異なる戦略性を打ち出しました。プレイヤーはデジモンをカードで操り、進化や属性を駆使して戦う新たな冒険に挑みます。発売後は続編『カードアリーナ』が登場し、カードバトル路線がシリーズの一角として確立されました。
プレイヤーは30枚のデックを編成し、○・△・×の3種の攻撃を選択して戦います。進化には進化パワーを蓄積する必要があり、援護カードやオプションカードの使い方が勝敗を左右します。火炎・氷水・自然・暗黒・珍種の5属性が絡み合い、相性を見極めながら戦術を構築します。敵の攻撃を読み、援護で逆転を狙う展開が続き、戦闘は常に緊張感に満ちています。
物語は、バグカードにより混乱するファイル島を舞台に、主人公がセブンズカードを集めながら7人のカードリーダーと対峙します。ババモンの導きで旅立った主人公は、各地でデジモンと絆を築き、ムゲンドラモンの陰謀に迫ります。ベタモンやヴァンデモンなど、原作アニメで活躍したデジモンたちが登場し、物語に深みを与えます。アニメ『デジモンアドベンチャー』の世界観を踏襲しつつ、カードバトルならではの展開が描かれます。
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