『スター・ウォーズ エピソード1 〜ファントム・メナス〜』は、1999年12月9日にエレクトロニック・アーツよりPlayStation向けに発売されたアクションアドベンチャーゲーム。本作は、16年ぶりの新作として世界中を熱狂させた同名映画のストーリーを忠実に再現し、ジェダイの騎士や女王の親衛隊長など複数のキャラクターを操作して銀河の危機に立ち向かう作品です。
ゲームプレイは主に見下ろし型（クォータービュー）の視点で進行し、オビ＝ワン・ケノービやクワイ＝ガン・ジンによるライトセーバーとフォースを駆使した近接戦闘、そしてキャプテン・パナカやアミダラ女王によるブラスターを用いたシューティング戦など、操作する人物によって異なる戦術が求められます。また、映画では一瞬で過ぎ去ったタトゥイーンの街並みやナブーの湿地帯などが広大なマップとして構築されており、NPCとの会話や探索を通じて世界観をより深く味わうことが可能です。
物語は通商連合によるナブー封鎖から始まり、ポッドレース会場でのイベント、そしてダース・モールとの宿命の対決まで、映画の時系列に沿って展開されます。単なるアクションにとどまらず、重要人物との会話の選択によって一時的に状況が変化するなど、プレイヤー自身が「エピソード1」の登場人物になりきって物語に関与できる没入感が提供されています。
原作となる『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』は、1999年に公開されたジョージ・ルーカス監督によるSF映画です。旧三部作（エピソード4〜6）の前日譚を描く「新三部作（プリクエル）」の第1章であり、後に銀河帝国皇帝となるパルパティーンの暗躍や、幼き日のアナキン・スカイウォーカーとオビ＝ワン・ケノービの出会いが描かれています。最新のCGI技術で表現されたドロイド軍団やポッドレースの映像は、当時の映画界に革命をもたらしました。
コメントを追加