『漂流記』は、飛行機事故で無人島に不時着した男女6人が協力して脱出を目指すサバイバルシミュレーション。1999年10月28日にケイエスエス(KSS)からPlayStationで発売されました。

Windowsで発売された『無人島物語4』の移植版にあたる作品ですが、コンシューマー化にあたりタイトルが変更されています。プレイヤーは主人公トオルを含む6人の生存者を「2人1組」の3チームに分け、リアルタイムで進行する時間の中で探索、食料調達、道具作成といった指示を同時に出し続けます。SFC版などの旧作がターン制だったのに対し、本作は常に時間が流れるRTS(リアルタイムストラテジー)に近いシステムを採用しており、複数の作業を並行して管理する「現場監督」のような忙しさと戦略性が求められます。

サバイバル生活では、木材や石といった原始的な素材からスタートし、最終的には「レンガのかまど」や「温水シャワー」、さらには「ガソリン精製」まで文明レベルを発展させていくことが可能です。また、共同生活を通じて女性キャラクターと親密になる恋愛イベントも用意されており、極限状態での人間ドラマと、ゼロから文明を築き上げるクラフト要素を楽しめます。

本作のベースとなった『無人島物語』シリーズは、1994年にPC-9801で第1作が発売されたサバイバルシミュレーションの金字塔です。漂流したメンバーの特技(学生、スチュワーデス、教授など)を活かして脱出を目指すシステムは本作にも継承されており、KSSを代表する人気シリーズとして多くの派生作品が生まれました。

ロビンソン・クルーソー (サバイバル文学の古典)

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