『栄冠は君に4』は、高校野球部の監督となってチームを率い、甲子園優勝を目指す本格高校野球シミュレーション。1999年08月05日にアートディンクからPlayStationで発売されました。
PC-9800シリーズなどで人気を博した名作シミュレーションシリーズの家庭用向けナンバリングタイトル第4弾です。プレイヤーは監督として、全国4000校以上の中から一校を選び、日々の練習メニュー作成、選手のコンディション管理、そして試合での采配を行います。アクション操作は一切なく、あくまで指揮官としての手腕が問われる硬派なゲーム性が特徴で、本作では新たにモーションキャプチャ技術を採用したことで、試合中の選手たちの投打の動きがよりリアルかつ滑らかに描かれるようになりました。
試合では、一球ごとの細かい指示ではなく、局面ごとの戦術サイン(送りバント、敬遠、長打狙いなど)を出してチームを勝利へ導きます。監督としての「信頼度」が重要視されており、就任直後や信頼の低い状態では、サインを出しても選手が指示に従わず勝手な行動をとることもあるなど、人間味あふれる高校球児たちとのリアルな関係性が再現されています。
『栄冠は君に4』は、アートディンクが1990年から展開している『栄冠は君に』シリーズの第4作目です。アクションゲームとしての野球ではなく、監督視点でのチーム育成と采配に特化したシミュレーションゲームとして独自のジャンルを築きました。












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