『グリントグリッター』は、ロボットを操ってお宝を探す新感覚ボードゲームです。

プレイヤーは小学5年生のケンタとなり、空飛ぶ飛行船で開催される「財宝発掘トーナメント」に挑みます。サイコロを2つ同時に振って島内を移動し、ロボットを発進させてお宝を探索するのが基本の流れです。ロボは「E(エネルギー)」「W(移動力)」「S(探査力)」「B(戦闘力)」の4ステータスを持ち、パーツの組み合わせで性能が激変します。特に「砂漠でロボが埋まる」「池で溺れる」などのトラブル演出は、アイテム装備の重要性を痛感させる名物仕様です。

登場キャラは10人で、声優陣には堀江由衣、田村ゆかり、高木渉らが参加。ロボの種類も豊富で、戦闘特化のファイターロボから水中型のダイバーロボまで個性派揃いです。お宝はセットで資産価値が跳ね上がる仕組みで、他プレイヤーから見学料を徴収できるなど、戦略性も高め。4人対戦では「誰が一番ロボを壊すか」で盛り上がる場面もあり、笑いと駆け引きが交錯する展開が魅力です。

プレイステーション専用タイトルで、1999年発売のコナミ製ボードゲームとしては異色の存在です。双六形式ながらゴールが存在せず、条件達成型の勝利ルールが採用されており、後年「ロボット版いただきストリート」と呼ばれることもあります。