『アクアノートの休日2』は、小型潜水艇「ドルフィン2号」を操り、広大な海の世界を自由に散策する海洋探索シミュレーションゲーム。1999年7月1日にアートディンクからPlayStationで発売されました。
「目的がないことが目的」とされ、環境ソフトとしての側面が強かった前作『アクアノートの休日』から、よりゲーム的な楽しさを強化した正統続編です。最大の変化は、発見した生物をロックオンして自動追尾する「ターゲットスコープ」と、詳しい生態を記録する「ログブック(図鑑)」の実装です。プレイヤーは操縦の手間を省いて観察に没頭できるようになり、約400種類にも及ぶ海洋生物のコンプリートを目指すという明確な指針が生まれました。
グラフィック表現も大幅に進化しており、浅瀬のサンゴ礁から漆黒の深海、流氷の下まで、エリアごとに異なる海の表情をリアルに描き出しています。さらに、通常の魚類だけでなく、肉眼では見えない微生物(プランクトン)までもが観察対象となっており、採取した海水を顕微鏡モードで覗き込むという、海洋生物学者のようなマニアックな遊びも可能です。前作にあった「漁礁」を作る要素は廃止されましたが、その分「発見する喜び」に特化した探索体験を提供しています。
本シリーズを開発したアートディンクは、『A列車で行こう』シリーズなどで知られるシミュレーションゲームの老舗です。徹底したリサーチに基づくシステム構築を得意としており、本作でも海洋学者の協力を得て生物の挙動や生息域を緻密に再現しています。2008年にはPlayStation 3で精神的続編となる『AQUANAUT’S HOLIDAY 〜隠された記録〜』も発売されました。
AQUANAUT’S HOLIDAY 〜隠された記録〜 (PS3版)













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