『ビートマニア アペンド ゴッタMIX』(beatmania APPEND GOTTAMIX)は、コナミが開発・発売したリズムゲームで、1999年5月27日にPlayStation向けに日本でリリースされました。アーケード版『beatmania 4thMIX 〜the beat goes on〜』の楽曲を一部収録しつつ、ほぼ全て新曲で構成されたアペンドディスクです。単体では動作せず、初代『ビートマニア』や『ビートマニア アペンド 3rdMIX』などのキーディスクを必要とし、ディスク交換機能(DISC CHANGE)を利用してプレイします。プレイヤーは専用コントローラーを使って5つのキー(白鍵3つ、黒鍵2つ)とターンテーブルを操作し、画面に流れるノートをタイミングよく叩いてDJプレイを楽しみます。『ビートマニア』シリーズの直感的な操作性と、BEMANIシリーズの音楽ゲームとしての魅力を凝縮した作品です。

本作は約20曲を収録し、テクノ、トランス、ビッグビートなど多彩なジャンルが特徴です。代表曲には「Miracle Moon」「NaHaNaHa vs. Gattchoon Battle」「HELL SCAPER」といったカルト的な人気を誇る楽曲や、「GENOM SCREAMS」「Hunting for You」などアーケード版よりロングバージョンで収録された曲が含まれます。ゲームエンジンは『3rdMIX』を基盤にしており、ノートコンボの表示は省略されていますが、ジャンル名のみが表示されるシンプルなスタイルを採用。

ゲームモードには、ステージクリアを目指す「GAME START」、練習用の「TRAINING」、自由に曲を選べる「FREE」が用意され、特定のキーディスク(初代『ビートマニア』や『3rdMIX mini』など)を使用すると「Bonus Edit」モードが解禁され、『4thMIX』や後続アペンドの特別アレンジ曲を楽しめます。隠し要素として、タイトル画面でP1コントローラーの黒鍵(L1+R1)を押しながらSTART、その後白鍵(左+X)を押すことで「1-Credit」ダブルプレイモードなどが解放されます。