『勇者王ガオガイガー BLOCKADED NUMBERS』は、1999年にタカラから発売されたプレイステーション用アドベンチャーゲームで、1997年放送のロボットアニメ『勇者王ガオガイガー』の世界を拡張する外伝作品です。テレビシリーズの制作スタッフが再集結し、アニメ本編と同様の演出構成で物語が展開される本作は、ファンにとって“もうひとつの正史”として語られる重要なエピソード群を収録しています。
プレイヤーは天海護を操作し、探索パートで施設内を巡りながらイベントを発生させ、ミニゲームの成否によって物語の分岐を体験します。第14.5話「海のヴァルナー」ではテーマパークでの事件を描き、第43.2話「金の牙、銀の爪」では機界原種との戦いが激化します。各話には複数のエンディングが用意されており、プレイヤーの選択と行動が物語の結末を左右します。特定条件でのみ到達できるトゥルーエンドも存在し、繰り返しのプレイに深みを与えています。
アニメーションはOVA並のクオリティで、フルボイスによる演出が物語の臨場感を高めます。登場キャラクターは凱、護、命をはじめとするGGGメンバーに加え、ゲームオリジナルのスミレや新メカニックも登場し、原作とのつながりを強く感じさせます。特に「グランドプレッシャー」などの新必殺技は、演出面でも圧倒的な迫力を誇り、ファンの記憶に残る名場面を生み出します。
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