『R -Rock’n Riders-』は、荒廃した近未来都市を舞台に、スケートボードを武器に権力へと立ち向かう若者たちを描いた3Dスケートボードアクションゲーム。1999年5月27日にファブコミュニケーションズからPlayStationで発売されました。
本作の最大の特徴は、『多重人格探偵サイコ』などで知られる漫画家・田島昭宇氏をキャラクターデザインに起用している点です。鋭角的でスタイリッシュな田島氏のキャラクターたちが3Dポリゴンで再現され、退廃的なサイバーパンク世界を駆け抜けます。プレイヤーは主人公の「HIDETO」をはじめとするキャラクターを操り、スケートボードに乗ってフィールドを高速移動しながら、襲い来る警備ロボットや敵対組織と戦います。
ゲームシステムは、単にゴールを目指すレース要素と、敵を倒すアクション要素が融合しています。スケートボードならではの「トリック(技)」を決めることでテンションゲージが上昇し、移動速度がアップしたり強力な必殺技が使用可能になったりします。ステージ中にはジャンプ台やレールといったギミックが配置されており、これらを活用して華麗なエアトリックを決めつつ、警棒やチェーンといった武器で敵を撃退するという、ストリートカルチャーとバイオレンスが混ざり合った独自のアクション性を確立しています。
本作の魅力の核となっているのは、田島昭宇氏によるクールで先鋭的なビジュアルデザインです。90年代末期の空気感を反映した、少しダーティでファッショナブルな世界観は、氏の画風なくしては成立しませんでした。ここでは、田島昭宇氏の初期から中期にかけてのイラストを収録した画集を紹介します。モノクロームの美学と独特の線画で描かれるキャラクターたちの姿は、ゲームのアートワークをより深く理解するための最良の資料となります。













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