『対局囲碁 真髄・碁仙人』は、1999年2月4日にJ・ウイングから発売されたPlayStation対応の本格囲碁シミュレーション。1995年にスーパーファミコンで発売され、その本格的な思考ルーチンと高額な定価で話題となった『真髄対局囲碁 碁仙人』のPlayStation移植版(パワーアップ版)にあたります。

本作は、初心者から上級者まで楽しめるよう「初級」「中級」「上級」の3段階の難易度設定が可能で、コンピュータとの対局だけでなく、プレイヤー同士の対戦や、盤面を編集しての研究機能も搭載しています。対局中には「待った」や「ヒント」機能を使用できるため、定石の研究や、自分の打ち筋を見直す学習用ソフトとしても活用できます。

グラフィックやサウンドはPlayStation向けに強化されていますが、余計な演出を極力排したシンプルな作りとなっており、静かな環境でじっくりと次の一手を考案する、囲碁本来のストイックな面白さを追求した作品です。

『対局囲碁 真髄・碁仙人』は、東洋発祥のボードゲーム「囲碁」を題材にしています。黒と白の石を交互に打ち、陣地(地)の広さを競うゲームで、単純なルールながら宇宙にも比喩される奥深さを持っています。

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