1999年にリリースされた『スーパーヒーロー作戦』は、バンプレストが手がけたクロスオーバー型シミュレーションRPGです。仮面ライダーシリーズやウルトラマンシリーズ、メタルヒーローシリーズといった日本の特撮ヒーローたちが一堂に会する壮大な世界を舞台に、壮絶な戦いと友情の物語が繰り広げられます。

プレイヤーは、架空の組織「銀河警備隊」の一員となり、数多の正義の戦士たちと共に悪の勢力に立ち向かいながら、並行世界に隠された真実を解き明かしていきます。

本作の大きな魅力は、各ヒーローたちの個性的な能力や技を駆使して戦う戦略性の高いバトル、そして彼らが織りなすドラマティックなストーリー展開にあります。原作の設定を大切にしながら、異なる作品のキャラクター同士が自然に共闘し、時には衝突しながらも信頼を育んでいく姿が丁寧に描かれているのが印象的です。

また、ボイス付きのイベントや、熱い演出など、当時のゲームとしては斬新な要素もふんだんに盛り込まれており、ファンならずとも胸を打たれる作品となっています。