『ピットフォール3D』は、伝説的な探検家を父に持つ青年ハリー・Jr.となり、異次元のジャングルを駆け抜ける3Dアクションゲーム。1998年12月10日にビクターインタラクティブソフトウェアからプレイステーションで発売され、ATARI 2600の名作『Pitfall!』を3D空間へ大胆に進化させた作品として登場しました。
物語は、主人公ハリー・Jr.がジャングルで見つけた不思議な遺跡から、謎の異世界へと転送されてしまうところから始まります。プレイヤーは、毒々しい植物や獰猛なクリーチャーが徘徊するフィールドを、ジャンプや「ツルハシ」を使った攻撃を駆使して突破していきます。3Dアクション黎明期の作品らしく、浮遊する足場を飛び移るスリリングなアスレチック要素が満載で、シリーズおなじみの「ターザンロープ」や、突然地面が崩れる「落とし穴(ピットフォール)」といったギミックも3Dで再現されています。
本作の大きな特徴は、主人公ハリー・Jr.の軽快なトークです。アクション中やイベントシーンで頻繁に喋り、コミカルなアメリカンジョークを飛ばしながら冒険を盛り上げます。難易度は高めですが、チェックポイント機能や無限コンティニューにより、トライ&エラーを繰り返して攻略する「洋ゲー」らしい手応えのある内容となっています。
『ピットフォール3D』は、1982年にActivisionがATARI 2600向けに発売したアクションゲーム『Pitfall!(ピットフォール)』を原点としています。ジャングルで穴やワニを飛び越えながら財宝を探す横スクロールアクションの金字塔であり、家庭用ゲーム史上最も売れたタイトルの一つとして歴史に名を刻んでいます。













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