『大戦略 マスターコンバット』は、初心者でも楽しめる「ポピュラーモデル」をコンセプトに、3D化された戦場で部隊を指揮する戦略シミュレーションゲーム。1998年12月3日にOZクラブからPlayStationで発売されました。
本作は、システムソフト(現・システムソフト・ベータ)の看板タイトル『大戦略』シリーズの派生作品として、PC版で発売された同名タイトルの移植版です。従来のマニアックで複雑なルールを緩和し、ウォーシミュレーションに不慣れなプレイヤーでも遊びやすいよう設計されています。最大の特徴は、シリーズで初めてフルポリゴンによる3Dマップを採用した点です。視点を自由に変更・回転させることができ、立体的で臨場感のある戦場を見渡しながら作戦を練ることができます。
ゲームモードには、実戦形式で操作を学べる「軍事訓練モード」や、コンピュータ参謀が次の一手をアドバイスしてくれる「助言モード」が搭載されており、入門用としての機能が充実しています。メインとなる「キャンペーンモード」では、プレイヤーは陸海空の3軍を率いる司令官となり、数々のミッションをクリアしていきます。戦闘を重ねることで部隊が経験値を獲得し、レベルアップして能力が向上したり、より強力な兵器へ進化したりするRPG的な育成要素が含まれており、単なる使い捨ての駒ではない愛着のある部隊作りを楽しむことができます。
本作の原作である『大戦略』シリーズは、1985年にシステムソフトから第1作が発売され、日本のウォーシミュレーションゲームの金字塔として君臨する作品群です。六角形のマス(ヘックス)で構成されたマップと、実在の兵器データを用いたリアルな戦闘システムは、多くのフォロワーを生み出しました。本作のような派生作品も含め、膨大なタイトル数が存在しますが、その根底にある「兵器を指揮する楽しさ」は共通しています。より硬派な戦略性を求める方には、PC版の「大戦略」シリーズや、現代戦を解説した軍事関連書籍がおすすめです。













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