『御神楽少女探偵団』は、大正時代の帝都・東京を舞台に、美しき3人の乙女たちが難事件に挑む推理アドベンチャー。1998年9月17日にヒューマンからPlayStationで発売されました。

プレイヤーは、御神楽探偵事務所の助手「鹿鳴館リエ」「御神楽巴」「巴彩」の3人を操作し、所長である名探偵・御神楽時人の指示のもと、帝都で起こる猟奇殺人や怪奇事件の捜査を行います。大正浪漫あふれるレトロな世界観と、セルアニメ調の美しいグラフィックで描かれるキャラクターたちが織りなす、華やかさと怪しさが同居したミステリー作品です。

本作最大の特徴は、独自のシステム「推理トリガー」です。これは、聞き込みや尋問の最中に「怪しい」と感じた瞬間にボタンを押して指摘を入れるという、リアルタイムな介入システムです。従来のコマンド選択式とは異なり、相手の発言の矛盾点や動揺を見逃さずにツッコミを入れるタイミングが重要で、プレイヤー自身の洞察力が事件解決の鍵を握ります。

『御神楽少女探偵団』は、特定の原作を持たないオリジナルのゲーム作品です。大正ロマン、少女探偵、猟奇事件といった、江戸川乱歩や横溝正史の小説を彷彿とさせる要素がふんだんに盛り込まれています。

御神楽少女探偵団