『ファミリーボウリング』は、家族みんなで楽しめることを謳った健全なスポーツゲーム。1998年8月6日に日本物産(ニチブツ)からPlayStationで発売されました。

お父さん、お母さん、子供たちといったマンガ調のキャラクターを選び、最大4人までの対戦が可能なオーソドックスなボウリングゲームです。投球システムは立ち位置、パワー、カーブをタイミングよく決定する標準的なスタイルを採用しており、ストライクやガターなどの結果に合わせて、画面隅でデフォルメされた「ちびキャラ」が可愛らしくアニメーションする演出が盛り込まれています。

しかし、本作最大の特徴は、開発元であるニチブツ(日本物産)の「作家性」が遺憾なく発揮されている点にあります。一見するとファミリー向けのほのぼのした作品ですが、ハイスコア(200点以上など)を記録すると、突如として**実写の女性モデルによるご褒美グラビア**が表示される仕様となっています。脱衣麻雀で一時代を築いた同社ならではの、家族団欒の空気を微妙に凍りつかせかねないシュールな隠し要素が、マニアの間で語り草となっています。

本作を発売した日本物産(ニチブツ)は、70年代からアーケードゲーム界を支えた老舗メーカーです。『ムーンクレスタ』などの名作シューティングを生み出す一方で、80年代以降は実写を用いた脱衣麻雀ゲームのパイオニアとして独自のブランドを確立しました。本作はそんな同社が家庭用ゲーム市場で展開した「ニチブツセレクト」シリーズの一つでもあります。

日本物産 (関連ゲームソフト)

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