『アルカナ戦記ルド』は、タロットカードの神秘的な世界観をゲームシステムに落とし込んだ対戦型ボードゲームRPG。1998年7月9日にパイ(Pai)からPlayStationで発売されました。
セガサターンで発売された『テクストート・ルド』の移植版にあたりますが、単なるキャラゲーや占いソフトではなく、タロットの「大アルカナ」22枚と「小アルカナ」56枚、さらには「正位置・逆位置」の概念まですべてをルールに組み込んだ本格的な戦略ゲームです。プレイヤーは世界から失われた「アルカナ」の力を取り戻すため、配られた手札を使ってマップ上のマスを進みます。ダイスの運任せではなく、手持ちのカードを移動に使うか、他者への妨害(攻撃)に使うかというリソース管理が勝敗を分けます。
特筆すべきは、その容赦のないゲームバランスです。「愚者(THE FOOL)」などの強力なカードを使えば、対戦相手をスタート地点に戻したり、移動不能にしたりといった強烈な妨害が可能で、友情破壊ゲームとしての側面も持ち合わせています。また、オープニングやエンディングには、『ポケットモンスター』シリーズの総監督として知られる湯山邦彦が演出を手掛けたアニメーションが収録されています。
本作のキャラクターデザインは、アニメ『勇者王ガオガイガー』などの作画監督で知られるゴトウマサユキが担当しています。また、ゲームシステムの中核となっている「タロット(Tarot)」は、15世紀のイタリアを起源とするカードゲーム用具であり、後に占術用として神秘化され世界中に広まりました。













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