『精霊召喚 〜プリンセス オブ ダークネス〜』は、IT関連の技術書出版で知られる翔泳社が、PlayStation市場で独自に展開した恋愛シミュレーションRPG。1998年6月25日に発売されました。

本作の主人公は、かつて世界を二分した「光の一族」の末裔である王子です。プレイヤーは復活した闇の勢力「魔王」を討つため、火、水、風、地、光を司る5人の美少女精霊たちと契約を交わし、過酷な戦いへと身を投じます。ゲームの進行は、クォータービュー(斜め見下ろし視点)のタクティカルバトルと、幕間のアドベンチャーパートを繰り返すオーソドックスなスタイル。
特筆すべきは、戦略性の高い独自の行動システム「アクション・ポイント制」です。移動や攻撃といった行動にはそれぞれレベル(コスト)が設定されており、1ターンの持ち点「3」以内であれば、「移動して攻撃し、さらに離脱する(移動)」といった自由な組み合わせが可能。使い切らずに残したポイントは防御力に加算されるため、攻めるか守るかの駆け引きが熱い戦いを生み出します。

また、共に戦う精霊たちには豪華声優陣(久川綾、南央美、長沢美樹など)が起用されており、戦闘中に「かばう」コマンドを使うことで好感度が上昇。戦いの合間に見せる彼女たちの素顔や、エンディングの変化など、硬派な戦術シミュレーションと恋愛劇の両方を楽しめる作品です。

主題歌・声優:笠原弘子について】
本作のオープニングおよびエンディング主題歌を担当し、ゲーム内でも重要な役どころを演じている笠原弘子氏は、「声優界の歌姫」として90年代のアニメ・ゲームシーンを牽引した存在です。『魔法の天使クリィミーマミ』や『機動警察パトレイバー』などで知られ、その透明感のある歌声は本作のファンタジックな世界観を彩る重要な要素となっています。

90年代を彩った歌声・笠原弘子のCD作品

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