『プチカラット(ぷちからっと)』は、1997年10月にタイトーがアーケード向けに稼働を開始し、1998年6月25日にPlayStationへ移植された対戦型ブロックくずしゲーム。ジャンルは「パズル/アクション」で、宝石の王国を舞台にしたファンタジー世界で、個性豊かなキャラクターたちが対戦形式でブロックを崩し合います。
ゲームは、画面上部から迫ってくるブロック群を、反射するボールを打ち返して破壊する構造。ボールを落としてもミスにはならず、代わりに上部からブロックが追加される仕組みです。ブロックをまとめて消すことで相手に攻撃ブロックを送り込むことができ、対戦の駆け引きが生まれます。各キャラクターには異なる攻撃パターンが設定されており、戦術の幅が広がります。
操作はパドル型の左右移動とショットのみで構成され、シンプルながらも反射神経と戦略性が求められる設計。PlayStation版では「おはなしモード」「うでだめしモード」「たいむあたっくモード」「ずんずんモード」「2人でたいせんモード」の5種類が収録され、1人でも複数人でも楽しめる構成です。
2008年と2012年にはゲームアーカイブスで配信され、PlayStation 3、PSP、PS Vitaでもプレイ可能に。2022年には『イーグレットツーミニ』にも収録され、レトロゲームとして再評価されています。なお、1999年にはゲームボーイカラー版が発売され、1年後の世界を舞台にした続編的内容が展開されました。
原作は1997年にタイトーがアーケード向けに稼働した『プチカラット』。PlayStation版はその移植作品であり、複数のモードや演出が追加された家庭用仕様となっています。シリーズはゲームボーイカラー版を含む2作品で構成され、対戦型ブロックくずしとして独自の地位を築いています。













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