『かっとびチューン』は、『首都高バトル』シリーズで知られる元気が放った、レースと私生活を両立させる異色のドライバー育成シミュレーション。1998年4月23日に発売されました。

本作は単なるレースゲームではありません。「世界一の走り屋」を目指す主人公となり、レースに出場して賞金を稼ぐ……のではなく、まずは「アルバイト」で日銭を稼ぎ、パーツ代を捻出するところから始まります。さらに、車を速くするだけでは勝てず、ジムに通って「筋力」を鍛えたり、勉強して「知力」を上げたりと、ドライバー自身のスペックアップも必須。過労で倒れないように体調管理もしなければならないという、妙に世知辛いリアリティが特徴です。

登場するキャラクターは実写取り込みで表現されており、ストーリーモードでは濃い人間ドラマや恋愛イベントも展開されます。チューニング雑誌『REV SPEED』が監修を務めており、実在のパーツメーカーやショップが登場するなど、変なところでおふざけがありつつも、車のカスタマイズ部分は本格派。オートマのジムニーから始まり、ハチロクやGT-Rといった名車(を模した車)へとステップアップしていく、走り屋のサクセスストーリーを体験できる一本です。

本作の監修を務めたのは、三栄書房(現・三栄)が発行するチューニングカー雑誌『REV SPEED』です。サーキット走行やタイムアタックに特化した硬派な誌面作りで知られており、本作におけるマニアックな挙動設定や、実在ショップの登場といったリアリティの部分を支えています。ゲーム内のおふざけ要素とのギャップが、本作の独特な味わいを生み出しています。

REV SPEED(監修雑誌)

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