『サラブレッドブリーダー世界制覇編』は、競走馬育成シミュレーションの定番としてスーパーファミコン時代から続くシリーズのPlayStation向け作品。1998年4月23日にヘクトから発売されました。
本作のテーマは、タイトル通り「世界制覇」です。プレイヤーは日本国内だけでなく、アメリカやヨーロッパなど世界6ヶ所に生産拠点を構えることができます。これにより、海外の種牡馬を配合し、現地でデビューさせたり、あるいは日本で活躍した馬を海外のビッグレースへ遠征させたりといった、国境を超えたオーナーブリーダー活動が可能となりました。収録されている競馬場は、凱旋門賞が行われるロンシャン競馬場やケンタッキーダービーのチャーチルダウンズ競馬場など世界31ヶ所にも及び、それらがポリゴンによる3Dグラフィックで再現されています。
登場するレース数は3000以上。実在の重賞レースはもちろん、海外のダート戦や芝の長距離戦など、愛馬の適性に合わせたローテーションを組む楽しみも倍増しました。また、メモリーカードを使用することで、育てた馬や種牡馬をプレイヤー同士で売買したり、対戦させたりすることも可能。シリーズ特有の「馬の表情(顔アイコン)で調子を判断する」システムなども継承しつつ、世界規模の競馬ロマンを詰め込んだ意欲作です。
本作を発売した株式会社ヘクトは、『本家SANKYO FEVER』シリーズなどのパチンコシミュレーターや、本作『サラブレッドブリーダー』シリーズなどの実用・シミュレーションゲームを得意としたメーカーです。特に競馬ゲームにおいては、当時ブームだった「ダビスタ」とは一線を画す「ライバル馬の実名化」や「表情による体調管理」といった独自システムを導入し、多くの競馬ファンから支持を集めました。













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