『ファイアーウーマン纏組』(ファイアーウーマンまといぐみ)は、自由奔放な校風で知られる「白鷺学園」を舞台に、自警団「纏組(まといぐみ)」の一員として喧嘩と恋に明け暮れるRPG風恋愛格闘アドベンチャー。PC-FXで発売されたタイトルの移植版として、1998年3月26日に徳間書店からPlayStationで発売されました。

本作の最大の特徴は、恋愛シミュレーションでありながら「暴力沙汰(喧嘩)」が日常茶飯事という、90年代後半らしいカオスな世界観です。主人公は転校早々、学園のトラブルシューターである「纏組」に強制入部させられ、学園内の揉め事を解決するために奔走します。ゲームの自由度は極めて高く、ヒロインへの告白を目指して真面目に部活動に励むこともできれば、ひたすら喧嘩を売って最強の男を目指すことも、あるいは何もせずダラダラと過ごすことも可能です。

戦闘システムは、事前にセットした技を読み合うコマンド入力式の格闘バトルを採用。また、広大な学園内でヒロインの居場所を特定するために「GPS(ギャル・ポジショニング・システム)」という、現代のコンプライアンス的にギリギリな装置を活用するシステムもユニークです。キャラクターデザインには、肉感的な美少女描写で知られる「むっちりむうにい」氏を起用し、林原めぐみ、三石琴乃、天野由梨といった当時のトップ声優陣が彩る、徳間書店のメディアミックス戦略が凝縮された一本です。

本作のビジュアルを担当したのは、漫画家・イラストレーターの「むっちりむうにい」氏です。その名の通り、健康的で肉感的な女性キャラクターを描くことに定評があり、90年代のゲーム・アニメ業界で独特の存在感を放っていました。本作は元々、徳間書店のアニメ誌『アニメージュ』での読者参加企画やラジオドラマから派生したメディアミックス作品であり、PC-FXというマイナーハードで産声を上げた企画が、ファンの支持を得てPlayStationへと進出した経緯を持ちます。

ファイアーウーマン纏組(CD・関連グッズ)

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