『Lost Sword 〜失われた聖剣〜』は、一見すると王道ファンタジーのようなタイトルですが、その実態はハードなSF設定を持つ3Dクォータービュー・アクションアドベンチャーゲーム。1998年3月12日にイマジニアからPlayStationで発売されました。
本作の物語は、隕石衝突によって地上を追われ、地下都市「ソルト」での生活を余儀なくされた未来の人類を描くところから始まります。独裁者デラバールが支配を強める中、伝説の聖剣「エクスカリバー」の魔力を利用するためにタイムマシンが開発される……という、アーサー王伝説とポストアポカリプスSFを融合させた重厚な世界観が最大の特徴です。
プレイヤーは主人公・アリサを操作し、クォータービュー(斜め見下ろし視点)で描かれたフィールドを探索します。ゲームプレイは、ジャンプや剣攻撃を駆使して敵を倒しつつ、ブロックを押したりスイッチを作動させたりして仕掛けを解くパズル要素が強め。高低差のあるマップ構成と、シビアな操作が要求されるアクションパートは歯ごたえ十分です。
「剣と魔法」の雰囲気を漂わせつつ、背景には「遺伝子操作」や「環境破壊」といった現代的なテーマが見え隠れする、独特の空気感を持った隠れた意欲作です。
【モチーフ:アーサー王伝説】
本作の鍵となる「聖剣エクスカリバー」は、6世紀初めのブリテン(イギリス)の君主・アーサー王が持っていたとされる魔法の剣です。岩に突き刺さった剣を引き抜くエピソードや、湖の乙女から授けられる場面などが有名ですが、本作ではその伝説が未来の科学技術と絡み合う独自の解釈で描かれています。













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