『プロジェクトV6』は、ジャニーズ事務所（当時）所属の人気アイドルグループ「V6」のマネージャーとなり、彼らをトップスターへと導く育成シミュレーションゲーム。1998年2月26日にゼネラル・エンタテイメントからPlayStationで発売されました。
プレイヤーは芸能事務所の新人女性マネージャーとして、坂本昌行、長野博、井ノ原快彦、森田剛、三宅健、岡田准一の6人を担当します。1年間の期間中、週ごとにレッスンのスケジュールを組んだり、テレビ出演やライブなどの仕事を管理したりして、彼らの「人気」や「実力」を高めていきます。メンバーの実写取り込み画像やムービーがふんだんに使用されており、オープニングでは名曲『Can do! Can go!』のPV風映像が流れるなど、ファンアイテムとしての側面が強い作品です。
一方で、ゲームとしての内容は非常にシュールでカオスです。仕事の合間にはなぜか「パパラッチ」や「ニセモノグッズ屋」といった敵との**コマンド選択式RPGバトル**が発生します。メンバーは「必殺技」を駆使してこれらを撃退しなければなりません。また、過密スケジュールを組むとメンバーが疲労で倒れたり、プレイヤーへの不信感を募らせて反抗的になったりするリアルな（あるいは理不尽な）マネジメント要素も搭載されており、単なるキャラゲーの枠に収まらない独特のプレイ体験を提供します。
本作の主役である「V6」は、1995年にデビューし、2021年11月1日まで活動した6人組アイドルグループです。「Coming Century（カミセン）」と「20th Century（トニセン）」という2つのユニットで構成され、『学校へ行こう！』などのバラエティ番組やお茶の間での高い人気を誇りました。
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