GUNTU WESTERN FRONT JUNE, 1944 〜鉄の記憶〜』は、1997年11月27日にエレクトロコインジャパンから発売されたPlayStation対応のガンシューティングゲーム。第二次世界大戦末期のフランスを舞台に、米軍特殊部隊「GUNTU(ガンツ)」の一員となって、ナチス・ドイツ軍の秘密兵器を破壊し、連合軍の「オーバーロード作戦(ノルマンディー上陸作戦)」を成功へと導く硬派なミリタリーアクション作品となっています。

プレイヤーは一兵士の視点から戦場を駆け抜け、次々と現れる敵兵や戦車、戦闘機を銃撃で排除していきます。本作はナムコ製の銃型コントローラー「ガンコン」に対応しており、アーケードゲームさながらの直感的な照準操作で、臨場感あふれる銃撃戦を楽しむことができます。マシンガンとロケットランチャーという2種類の武器を使い分け、弾幕を張る敵歩兵を掃討したり、装甲の厚い戦車を破壊したりと、戦況に応じた判断が求められます。

システム面では、トリガーを引いている間は連射し、離すと自動でリロードされるというシンプルな操作系を採用しています。これにより、複雑な操作を必要とせず、ひたすらに撃ちまくる爽快感を追求しています。グラフィックは当時の水準としても荒削りな部分はありますが、戦場の殺伐とした空気感や重厚なBGMが、第二次世界大戦の悲壮さと激しさを演出しています。

有名タイトルではありませんが、家庭用ゲーム機で遊べる硬派な戦争ガンシューティングとして、一部の愛好家から密かな支持を集める一作です。

『GUNTU WESTERN FRONT JUNE, 1944』は、エレクトロコインジャパンが開発した完全オリジナルのガンシューティングゲームです。特定の原作はありませんが、1944年6月に連合軍が行った「ノルマンディー上陸作戦(オーバーロード作戦)」という史実をモチーフにしており、第二次世界大戦の兵器や世界観を再現しています。

ノルマンディー上陸作戦(関連作品)