『DEFEAT LIGHTNING(ディフィート・ライトニング)』は、後に『プリズム・ランド・ストーリー』などを手掛けることになるメーカー・ディークルーズ(D-Cruise)の記念すべき処女作となる3Dロボット・バトルレーシング。1997年5月23日に発売されました。
本作は一見すると『ワイプアウト』のような近未来レースゲームに見えますが、その実は「格闘」と「スポーツ」を融合させた極めて特殊なルールを持つアクションゲームです。プレイヤーは、ガソリンに代わる新動力機関「H.A.D」を搭載した人型マシン「ビークル」を操り、サーキットを周回するのですが、単に速くゴールすれば良いわけではありません。コース上に出現する「ボール」を拾い、それを保持した状態でチェックポイントを通過することで初めて高得点が加算されるという、ラグビーやバスケットボールに近いシステムを採用しています。
当然、ボールを持つ機体はライバルたちから集中砲火を浴びることになります。そこで重要になるのが、タイトルにある通り敵を「DEFEAT(打ち負かす)」ことです。マシンにはパンチやキックといった格闘攻撃が備わっており、並走するライバルを物理的に殴り倒してボールを奪ったり、邪魔な敵を大破させてリタイアに追い込んだりすることが可能。6人の個性的な主人公ごとに用意されたストーリーモードや、予選タイムアタックの結果が本戦に影響するシステムなど、作り込みは意欲的ですが、複雑な操作とシビアな難易度がプレイヤーを選ぶ、知る人ぞ知るカルトな一作です。
【開発元:ディークルーズ(D-Cruise)について】
ディークルーズは、1990年代後半のプレイステーション市場で活動したゲームメーカーです。本作でデビューした後、ブロック崩しにRPG要素を足した『プリズム・ランド・ストーリー』や、恋愛アドベンチャー『ずっといっしょ』の共同開発(ビヨンドインタラクティブ名義)など、一風変わった意欲作を世に送り出しました。













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