『SDガンダム GCENTURY』は、1997年3月20日にバンダイからPlayStation向けに発売されたウォー・シミュレーションゲームです。開発はヴァンガードおよび日本アートメディアが担当し、CEROレーティングは「全年齢対象」です。1998年2月11日にはセガサターン版『SDガンダム GCENTURY S』も発売され、同年6月25日にはPlayStation版の廉価版『PlayStation the Best』も登場しました。

本作は『SDガンダムX』『SDガンダムGX』の流れを汲む作品で、戦略シミュレーションとアクションバトルを融合させた構成が特徴です。マップ上ではターン制のシミュレーションが展開され、ユニットが接触すると最大7機によるリアルタイムアクションバトルに突入します。ユニットにはパイロットが設定されており、経験レベル・階級・ニュータイプレベルの3要素で成長します。ニュータイプレベルが一定以上でないとサイコミュ兵器が使用できないなど、原作設定を反映したシステムも導入されています。

ゲームモードは「シナリオモード」「ワールドモード」「センチュリーモード」「シングルモード」「アクションバトルモード」の5種類があり、原作再現からオリジナル編成、自由戦闘まで幅広く対応しています。登場作品は『機動戦士ガンダム』から『機動新世紀ガンダムX』までのTV・OVA作品を中心に構成され、総ユニット数は250体以上にのぼります。

ただし、ロード時間の長さやCPUの思考ルーチンの単調さ、戦闘バランスの極端さなどが指摘されており、テンポ面での快適性には課題が残る作品でもあります。戦闘中のグラフィックはフルポリゴンで描かれ、CD-DA方式によりBGMはCDプレイヤーでも再生可能です。

登場作品

  • 機動戦士ガンダム
  • 機動戦士ガンダム 第08MS小隊
  • 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
  • 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
  • 機動戦士Ζガンダム
  • 機動戦士ガンダムΖΖ
  • 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
  • 機動戦士ガンダムF91
  • 機動戦士Vガンダム
  • 機動武闘伝Gガンダム
  • 新機動戦記ガンダムW
  • 機動新世紀ガンダムX