『全日本GT選手権 MAX Rev.』は、1990年代の国内モータースポーツブームを牽引したJGTC(全日本GT選手権)を題材とする、公認の3Dレーシングゲーム。1997年2月28日にカネコからPlayStationで発売されました。

本作は、カネコが手掛けてきた『全日本GT選手権』シリーズの第3作目にして最終作にあたります。前作『全日本GT選手権 改』まではコース全体を見下ろすラジコン視点の2Dレースゲームでしたが、本作では当時の流行に合わせてフル3Dグラフィックへと刷新されました。1996年シーズンの公式データを採用しており、日産スカイラインGT-R、トヨタ・スープラ、ホンダNSXといった国産スポーツカーに加え、フェラーリF40やポルシェ911といった海外製スーパーカーも実名で登場します。プレイヤーは実在する全21チームの中から所属先を選び、鈴鹿サーキット、富士スピードウェイ、美祢サーキットといった実在コースを転戦して年間チャンピオンを目指します。

本作の最大の特徴は、ゲームディスクとデータベースディスクの2枚組構成になっている点です。データベースディスクには、土屋圭一氏、鈴木亜久里氏、高橋国光氏といった当時のスタードライバーたちへのインタビューや、各マシンの実写走行映像、レースクイーンのプロフィールなどが大容量で収録されています。ゲーム本編では、同僚ドライバーからコース攻略のアドバイスを受けられるシステムや、ライバル車の位置を音で判断する「立体音響システム」を導入し、リアルなレース体験の再現を試みています。当時のハードウェア性能の限界からフレームレートの安定性に課題を残しましたが、熱気あふれる90年代JGTCの雰囲気を丸ごとパッケージした資料的価値の高い一本です。

本作の題材となった「全日本GT選手権(JGTC)」は、現在の「SUPER GT」の前身にあたるレースカテゴリーです。市販車をベースにした改造車同士の戦いは、メーカーの威信をかけた開発競争と個性的なドライバーたちのキャラクター性が相まって、空前のGTブームを巻き起こしました。本作に収録された1996年シーズンは、マクラーレンF1 GTRの来襲によって国産勢が苦戦を強いられた激動の年であり、その歴史的背景を知るには当時のレース映像を収めた映像作品などが最適です。

JGTC(全日本GT選手権)総集編DVD・関連映像

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