『マクロス デジタルミッション VF-X』は、マクロスシリーズ初の本格3Dシューティングゲームとして登場しました。『マクロス7』の1年後を舞台に、シリーズの世界観を継承しつつも完全オリジナルの物語を展開。河森正治、美樹本晴彦、宮武一貴ら本編スタッフが開発に参加し、空戦のリアルさと物語性の融合を目指した意欲作です。
プレイヤーは地球統合軍のパイロットとして、謎の艦隊に誘拐されたアイドルグループ「ミルキードールズ」の救出任務「オペレーション・オルフェウス」に挑みます。ミッションは市街地、宇宙空間、敵基地など多彩な舞台で展開され、使用機体はVF-1X-PlusからVF-22まで、シリーズを代表するバルキリーが勢揃い。戦闘中はファイター・ガウォーク・バトロイドの三形態を自由に変形でき、状況に応じた戦術が求められます。
各形態には独自の操作性と武装があり、ガンポッドや誘導ミサイルに加え、ポイント消費による必殺技も使用可能。特に「全弾発射」や「ピンポイント爆撃」などの演出は、マクロスらしい派手さと戦略性を兼ね備えています。ミッションを重ねるごとに階級が上がり、使用可能機体が増える成長要素もあり、プレイヤーの腕前が試されます。
PlayStation専用タイトルとして、当時のポリゴン性能を活かした3D空間での空戦が展開され、フルボイス演出や劇中歌「TRY AGAIN」「虹のパレット」など、音楽面でもシリーズらしさが際立っています。後に続く『VF-X2』への布石としても重要な位置づけであり、マクロスゲームの新たな地平を切り開いた作品です。
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