『宝魔ハンターライム with ペイントメーカー』は、90年代にメディアミックス展開された人気美少女アクションコメディの世界観と、本格的なデジタル作画・ゲーム制作ツールを融合させた、実験精神あふれるクリエイティブ&アドベンチャーソフト。1997年2月21日にアスミックからPlayStationで発売され、ファン向けのキャラクターゲームという枠を超え、ユーザー自身の創作意欲を刺激する多機能ツールとして展開されました。

本作は大きく分けて二つのモードで構成されています。一つは「デジタルコミック」形式のアドベンチャーパートで、原作PC版やOVAの移植ではなく、本作のために書き下ろされた完全オリジナルストーリー全3話が収録されています。人間界に散らばった「魔宝玉」を集める主人公・ライムと相棒のバース、そして彼女たちを邪魔するライバルたちのドタバタ劇が、中嶋敦子氏による魅力的なキャラクターデザインと豪華声優陣(玉川沙己子、山口勝平ら)のフルボイスで楽しめます。

しかし、本作の真の主役といえるのが、タイトルにもある「ペイントメーカー」機能です。これは単なるお絵描きツールにとどまらず、描いた絵をアニメーションさせたり、さらには縦スクロールの「シューティングゲーム」を自作したりできるという、驚くほど高機能な制作ツールとなっています。プレイヤーが描いたキャラクターをゲーム本編のデモシーンに登場させることも可能で、自分のイラストがアニメの世界に干渉するような独特の体験を提供しました。

一方で、ツールとしてのユーザーインターフェースは独特で扱いには慣れが必要であり、またコントローラーでのドット打ち作業は根気を要するため、機能を完全に使いこなすハードルは決して低くありませんでした。「見るだけ」のファンディスクと「作る」ための本格ツールを同居させた構成は、マルチメディアという言葉が輝いていた当時のプレイステーション市場ならではの挑戦的な試みといえるでしょう。

Act.9:自由を求めて!妖怪すとまくん!!
Act.10:妖怪だいこーん!食べ物を大切に!!
Act.11:夢見る少女と落書き妖怪!!

■Act.1〜Act.4
【PS】宝魔ハンター ライム Special Collection Vol.1
■Act.5〜Act.8
【PS】宝魔ハンター ライム Special Collection vol.2
■Act.9〜Act.11
【PS】宝魔ハンターライムwithペイントメーカー

『宝魔ハンターライム』は、1993年にPCゲームとして誕生し、OVA化やラジオドラマ化など多角的に展開されたメディアミックス作品です。変身ヒロインもののお約束を踏襲しつつ、ちょっとセクシーでコミカルな作風が人気を博しました。キャラクターデザインの中嶋敦子氏は『逮捕しちゃうぞ』などでも知られる実力派アニメーターです。

宝魔ハンターライム

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