『闘神伝3』は、1996年にプレイステーション向けに発売された3D対戦格闘ゲームで、シリーズ第3作目にあたる。本作では、前作までの「リングアウト」システムを廃止し、四方を壁に囲まれたステージでの戦闘が展開される。これにより、壁を利用したコンボや「ウォールカウンター」などの新要素が追加され、戦術性が向上している。

プレイアブルキャラクターはシリーズ最多の32人を誇り、各キャラに固有の「ソウルボム」や「リバースアタック」が用意されている。これらは初心者でも扱いやすく、演出も派手で爽快感が高い。さらに、連続技「闘神連技」や、体力・ゲージ条件で発動する「究極宝技」「秘伝必殺技」「闘神奥義」など、2D格闘ゲーム的な要素も融合されている。

グラフィックは前作より簡略化された部分もあるが、60fpsモードによる滑らかな動作が可能。一方で、背景の描画が粗くなるなどのトレードオフも存在する。音楽はタムソフト所属の作曲陣によるもので、シリーズ通して評価が高い。

隠しキャラの解禁や、キャラごとのエンディング、勝利ボイスのバリエーションなど、やり込み要素も豊富。一部キャラには隠しコスチュームやカラーも存在し、裏技での解禁も可能。