『柿木将棋』は、1994年12月22日にアスキーから発売されたプレイステーション用の将棋ソフトで、コンピュータ将棋界の草分け的存在である柿木義一氏が開発したシリーズのひとつです。家庭用ゲーム機向けに移植された本作は、実戦的な思考力と操作性の高さで評価され、将棋ファンから根強い支持を受けました。
本作は、当時のコンピュータ将棋としては非常に高いレベルの思考エンジンを搭載しており、初心者から上級者まで幅広い層が楽しめる内容となっています。派手な演出は控えめながらも、純粋に将棋を指す楽しさに焦点を当てた設計が特徴です。また、対局中のヒント機能や盤面のバリエーション、思考速度の調整など、プレイヤーに優しいオプションも充実しています。
続編として『柿木将棋2』(1998年)や『柿木将棋IV』(2000年、PS2)も登場し、シリーズとして長く親しまれました。
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