2010年にジェンタープライズより発売された『ウィザードリィ 〜忘却の遺産〜』は、ニンテンドーDS専用の3DダンジョンRPGであり、前作『ウィザードリィ 〜生命の楔〜』のシステムを踏襲しつつ、快適性と自由度を大幅に向上させた続編です。本作では、プレイヤーが自ら作成したキャラクターでパーティを編成し、複数のダンジョンを探索するという、シリーズ伝統の冒険が展開されます。
ゲームは、タッチペンを活用したリアルタイム制のギミック操作や、戦闘中に発動する連携攻撃、戦闘演出を簡略化する「FASTモード」など、テンポと戦略性を両立させた設計が特徴です。また、ダンジョン内にセーブポイントが設置されており、街に戻らずに進行を保存できるなど、利便性も向上しています。
さらに、遭遇したモンスターや冒険の記録を確認できる「アチーブメント」機能や、190体以上のモンスターが登場するなど、やり込み要素も充実。「Wizardry Renaissance」プロジェクトの一環として開発された本作は、シリーズの世界観とブランド価値を再構築する意欲作として位置づけられています。
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