『たまごっちのピチピチおみせっち』は、2010年6月17日にニンテンドーDSで発売された“おしごと体験型”ゲームです。アニメ『たまごっち!』の放送開始に合わせて登場した本作は、シリーズ初の3DCGを採用し、ピチピチ島を舞台にたまごっちたちがさまざまな仕事に挑戦する構成で展開されます。前作『プチプチおみせっち』シリーズの流れを受け継ぎつつ、アニメ版のキャラクターや設定を積極的に取り入れた意欲作です。
プレイヤーは、まめっち・めめっち・くちぱっち・ラブリっちの中から主人公を選び、ピチピチ島で10種類のお店を運営します。寿司屋、天ぷら屋、ラテ屋、足ツボ屋など、各店舗ではタッチペン操作を駆使したミニゲームが展開され、注文に応じて料理を作ったり、ツボを押したり、ラテアートを描いたりと、職業ごとの体験が楽しめます。食材の仕入れや出荷、配達なども含まれ、店舗経営の流れが一通り体験できる設計です。
物語は、ピチピチ島体験ツアーに当選したまめっちたちが、帰りのチケットを紛失したことから始まります。島の店を手伝ってゴッチ(通貨)を稼ぎ、無事に帰ることが目的となります。各店の評価を上げることでストーリーが進行し、伝説レベルまで発展させると特別な演出が解放されます。登場キャラクターはアニメ版から逆輸入されたものも多く、ラブリっちやメロディっちなど、ファンには嬉しい顔ぶれが揃っています。
ニンテンドーDSの2画面とタッチペン操作を活かした本作は、シリーズ初の立体的なキャラクター表現により、たまごっちたちの動きや表情がより豊かに描かれています。通信機能を使えば体験版の配布も可能で、友達と一緒に遊ぶ楽しさも広がります。シリーズの中でも完成度が高く、アニメとゲームの融合を果たした一作として、今なお根強い人気を誇ります。
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