『遊☆戯☆王5D’s WORLD CHAMPIONSHIP 2010 Reverse of Arcadia』は、2010年にニンテンドーDS向けに発売された対戦型カードゲームです。本作は「遊☆戯☆王5D’s」シリーズ第2作目にあたり、アニメ第1期「ダークシグナー編」の展開をベースにしたストーリーモードと、世界大会公式ルールに準拠した対戦モード「WCSモード」の2軸構成となっています。収録カードは「ABSOLUTE POWERFORCE」および「トリシューラの鼓動!!」までの約3543枚で、シリーズ最大級のボリュームを誇ります。

ゲームシステムはOCG(オフィシャルカードゲーム)準拠で、2009年9月の禁止・制限リストが初期搭載されています。ライディング・デュエルには「スピード・ワールド2」が導入され、スピードスペルの種類や戦略性が前作よりも強化されています。D・ホイールによるレース要素も進化しており、ジャンプ台やカード取得ギミックなどが追加されています。また、スターチップやWi-Fiコインによる報酬交換、絵違いカードの入手など、収集要素も充実しています。

演出面ではソリッドビジョンによる3D描写が継続されており、モンスターの召喚演出やフィールド表示が視覚的に強化されています。ストーリーモードでは「アルカディアムーブメント」や「精霊世界」などの新エリアが登場し、精霊との交流や記憶喪失の主人公を巡る展開が描かれます。同梱特典として《サムライソード・バロン》《ヘル・セキュリティ》《ヘル・ツイン・コップ》の3枚が封入されており、いずれもゲーム内で使用可能です。