『ミニ四駆DS』は、2009年12月17日にロケットカンパニーから発売されたミニ四駆シミュレーションゲームで、80車種以上のマシンと700種類以上のパーツを駆使して最速を目指す本格派カスタムレース作品です。

プレイヤーはミニ四駆レーサーとして、数々のライバルと競い合いながら大会優勝を目指します。登場するマシンは歴代の名車から最新のミニ四駆PROまで幅広く、すべて3Dで再現されています。パーツはモーター、シャーシ、タイヤ、ギア、ボディなど細かく分類されており、コース特性に応じたセッティングやパーツの消耗管理が勝敗を左右する設計となっています。

レースはオート進行ながら、事前のセッティングと改造が重要で、軽量化・タイヤ径調整・放熱対策などの要素がリアルに反映されます。Wi-Fi通信やワイヤレス通信による対戦にも対応しており、最大4人でのレースが可能です。インターフェースはシンプルで見やすい一方、パーツ性能の変化が視覚的に把握しづらい点や、初心者にはやや専門的すぎる構造が指摘されており、ミニ四駆経験者向けの内容と評価されています。

本作は、タミヤが展開するホビー「ミニ四駆」を原作としたゲーム作品です。1980年代から続くミニ四駆は、実際に組み立てて走らせるレーシングホビーとして人気を博し、アニメ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』などのメディア展開も行われてきました。

『ミニ四駆DS』はそのゲーム化作品のひとつであり、実機の構造や改造要素を忠実に再現しつつ、通信対戦や大会形式を取り入れた競技性の高いタイトルとして設計されています。

ミニ四駆