『もやしもんDS』は、2009年にタカラトミーよりニンテンドーDS向けに発売された「かもしアドベンチャー」ゲームです。

主人公・沢木惣右衛門直保は、菌が肉眼で見えるという特殊能力を持ち、某農業大学に入学。個性豊かな仲間たちとともに、発酵食品づくりや菌の研究に挑む「かもしミッション」を進めながら、菌たちの情報を集めて「もやしもん図鑑」の完成を目指します。

ゲームはタッチペン操作を中心に展開し、温度や湿度の調整、菌の移動、雑菌退治などを駆使して発酵環境を整えるステージが多数収録。菌たちは吹き出しで会話し、原作の漫画らしさを演出します。

ストーリーモードでは原作の名場面を再現し、全8章にわたって16人以上のキャラクターが登場。ミッションの達成度に応じて原作者描き下ろしの「ごほうびビジュアル」が解放されるなど、原作ファン向けの要素も充実しています。

『もやしもん』は、2004年より石川雅之によって「イブニング」(講談社)にて連載された漫画作品。菌が見える主人公・沢木が農業大学で発酵や微生物に関わる日常を描く。ジャンルは学園・発酵・微生物コメディ。2007年にはテレビアニメ化もされ、沢木役は阪口大助が担当。