『ゴルゴ13 ファイルG13を追え』は、さいとう・たかを氏による劇画界の金字塔を、タッチペン操作による精密射撃とシネマティックな演出で再現したスナイパーアクションアドベンチャー。2009年06月18日にマーベラスエンターテイメントからニンテンドーDSで発売されました。物語は、超A級スナイパー「ゴルゴ13」ことデューク東郷となり、世界各地からの依頼を遂行する形で進行します。「AT PIN-HOLE!」や「軌道上狙撃」といった原作屈指の名エピソードをベースに、それらを繋ぐオリジナルストーリーが展開され、プレイヤーは冷徹なプロフェッショナルとして数々の不可能ミッションに挑みます。
ゲームプレイは、情報を収集しターゲットに接近する「アドベンチャーパート」と、実際に狙撃を行う「スナイプモード」の2部構成です。スナイプモードでは、DSを縦に持ち(ブック・スタイル)、タッチペンを使ってスコープを操作します。風向きや距離、ターゲットの動きを計算に入れ、息を止めるように慎重に照準を合わせ、一撃必殺のタイミングでタッチして引き金を引きます。狙撃以外にも、パラシュート降下や格闘といったアクションシーンがミニゲーム形式で挿入され、ゴルゴ13の多岐にわたる超人的なスキルを体験することができます。
本作の独自性は、原作劇画のコマ割りとアニメーションを融合させた「劇画シネマ」演出にあります。ストーリーパートでは漫画のコマが動き出し、効果音やボイスと共にドラマチックに展開するため、まるで動く劇画を読んでいるかのような没入感を味わえます。また、狙撃の結果によって「S級」などの評価が下され、完璧な仕事を遂行する緊張感と達成感は、まさにプロのスナイパーそのものです。
原作『ゴルゴ13』は、1968年の連載開始以来、一度も休載することなく続く(※執筆体制変更後も継続中)劇画のマスターピースです。世界情勢を反映したリアリティある脚本と、デューク東郷の揺るぎないプロフェッショナリズムは、世代を超えて読み継がれています。ゲームで興味を持ったエピソードの原作を読みたい方や、ゴルゴ13の全貌を知りたい方は、膨大な巻数を誇るコミックスや、傑作選などを手に取ることで、そのハードボイルドな世界にどっぷりと浸ることができます。
ゴルゴ13 (文庫版コミック)













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