『エコリス 〜青い海と動く島〜』は、環境破壊を目論む機械軍団から自然を守るため、森の精霊たちを指揮して緑を取り戻すリアルタイム・シミュレーションゲーム。2009年05月28日にガンホー・ワークスからニンテンドーDSで発売されました。本作は、2007年に発売された『エコリス』の続編にあたり、舞台を森から海へと移しています。主人公の見習い魔法使いドリアンは、ゴミによって汚染され、機械によって荒らされた島々を巡り、リスのような精霊「エコリス」たちと協力して環境再生の戦いに挑みます。
タッチペンでエコリスたちを直接誘導し、植林や戦闘を行うRTS(リアルタイムストラテジー)形式で進行します。フィールド上のゴミを拾ってリサイクルし、エネルギー(マナ)に変え、その力で木を植えて緑地を広げていきます。緑が増えればエコリスたちの活動範囲が広がり、より多くの仲間を召喚できるようになります。また、環境破壊を行うロボットたちに対しては、エコリスを投げつけたり、集団で取り付かせたりして破壊します。本作では新たに、地形を変形させる「土地隆起」や、戦況を有利にする「タワー建設」といった要素が追加され、より戦略的な環境保護活動が求められます。
「環境保護(エコロジー)」という社会的テーマを、絵本のように可愛らしいビジュアルと本格的な戦略シミュレーションに落とし込んだ点が本作の特徴です。一見すると子供向けのような雰囲気ですが、限られた資源(マナ)の管理や、敵の侵攻ルートを塞ぐ防衛線の構築など、ゲームプレイはシビアでやり応えがあります。破壊された自然が緑豊かに蘇っていく視覚的な変化はプレイヤーに達成感を与え、楽しみながら環境問題について考えるきっかけを提供するエデュテインメント的な側面も持ち合わせています。
開発元のライトウェイトは、『ブシドーブレード』などのアクションゲームで知られるメーカーですが、本作のような独自のコンセプトを持つタイトルも手掛けています。ゲームのテーマである「森林再生」や「リサイクル」に興味を持った方は、環境問題を扱った絵本や、身近な自然保護活動を紹介した書籍などを手に取ることで、ゲーム内でドリアンたちが守ろうとした自然の大切さをより深く理解することができるでしょう。
木を植えた男 (絵本)













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