『鉄道ゼミナール』シリーズは、2008年と2009年にタイトーからニンテンドーDS向けに発売された鉄道教養ソフトで、鉄道ファンや一般ユーザーに向けて、検定形式で鉄道知識を学べる構成となっています。全2作品が展開され、それぞれJRと私鉄をテーマにしています。

第1作『鉄道ゼミナール -JR編-』は、2008年3月27日に発売され、JR7社(北海道・東日本・東海・西日本・四国・九州・貨物)の協力のもと制作された鉄道検定ソフトです。プレイヤーは「鉄道検定」モードで初級から超特級までの5段階に挑戦し、車両・列車・路線・設備・用語など幅広いジャンルの問題に取り組みます。問題数は1,500問以上で、図鑑や辞典、博物館ガイド、読み物などの資料も充実しており、知識の定着をサポートします。

続編となる『鉄道ゼミナール -大手私鉄編-』は、2009年1月22日に発売され、東急・京王・西武・小田急・京急・京成・相鉄・東京メトロ・都営・近鉄・南海・阪急・阪神・京阪・名鉄・西鉄の大手私鉄16社を網羅しています。検定問題は3,500問以上に増加し、私鉄特有の車両形式や運行形態、路線網に関する知識が問われます。さらに、自作のジオラマ上で3D車両を走らせる「ミニトレ」モードが新たに搭載され、視覚的な楽しみも加わりました。

両作品とも、音楽館が開発を担当し、鉄道に関する正確な情報と豊富な資料を収録。検定形式による段階的な学習と、図鑑・読み物による知識の補完が可能で、鉄道趣味と教養を両立させた構成となっています。