『100切りゴルフDS』は、アマチュアゴルファーにとっての大きな壁である「スコア100切り」を達成するための理論と知識を詰め込んだゴルフトレーニングソフト。2008年10月23日にガンホー・ワークスからニンテンドーDSで発売されました。本作は、当時ブームとなっていた「実用系ソフト」の文脈で登場したタイトルであり、ゲーム機を用いて本格的なゴルフ理論を学ぶというコンセプトを掲げています。プレイヤーは自身のスコアアップを目指し、DSを電子手帳代わりのツールとして活用することになります。
本作の主な機能は、自身のラウンド結果を入力して弱点を分析する「スコアカード」や、日本ゴルファーズ検定監修のクイズでルールやマナーを学ぶ「検定モード」、そして足立智明プロ監修による状況別レッスン閲覧機能です。タッチパネルを使って簡単な選択肢を選んだり、数字を入力したりといった操作が中心であり、実際に3D空間でキャラクターを操作してボールを打つようなアクション要素は一切搭載されていません。あくまで現実のゴルフライフをサポートするためのデータベースとして設計されています。
しかし、パッケージやタイトルから一般的な「ゴルフゲーム」を期待して購入したユーザーにとっては、プレイアブルな要素が皆無であるという事実は大きな衝撃を与えました。収録されている全国2,400コースのデータも単なる情報閲覧用であり、コース攻略のシミュレーションができるわけではありません。トレーニングソフトとしての実用性は一定程度認められるものの、携帯ゲーム機で遊ぶ「娯楽作品」としての側面は完全に切り捨てられており、購入前の目的意識によって評価が極端に分かれる一作となっています。
画面の中の静止画レッスンやクイズで知識を蓄えることも重要だが、実際のスコアアップには身体感覚のトレーニングが不可欠である。リビングでスイングのフォームを確認できる練習器具や、パッティングの精度を磨くためのマットなど、物理的な反復練習を補助するアイテムこそが、100切りの壁を越えるための最も確実な近道となる。













コメントを追加