『TIME HOLLOW 奪われた過去を求めて』は、2008年3月19日にコナミデジタルエンタテインメントよりニンテンドーDS向けに発売された作品です。舞台は現代日本のとある街。主人公・時尾歩郎が、突如変化した世界で両親の失踪という改変された過去に直面し、時間を修正する力を持つ「ホロウペン」を手にすることで物語が始まります。ジャンルは“過去修正アドベンチャー”です。
プレイヤーは、歩郎として「なぜ両親が消えたのか」という謎を解き明かすため、ホロウペンを使って時空に穴を開け、過去の出来事に干渉します。修正すべき場面を選び、タッチペン操作で“ホロウ”を開くことで、現在の状況が変化していきます。これにより、登場人物の運命や事件の経緯が少しずつ変わり、真実に近づいていきます。
物語は一本道ながら、過去改変によるタイムパラドックスを軸に展開され、アニメーション演出や緻密なシナリオによって、プレイヤーは「もしも過去を変えられたら」という問いに向き合うことになります。シナリオ監修にはテレビドラマ『アンフェア』の原作者・秦建日子氏が参加しており、サスペンス要素と人間関係の描写が強化されています。
本作は『シャドウ オブ メモリーズ』の河野純子氏がディレクターを務めており、時間改変をテーマにしたアドベンチャー作品としての系譜を継承しています。ニンテンドーDSのタッチ操作を活かしたインターフェースや、ヒント機能「フラッシュバック」など、携帯機向けに最適化された設計も特徴です。
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