『歴史群像presents ものしり戦国王』は、2007年にグローバル・A・エンタテインメント(現:GAE)よりニンテンドーDS向けに発売された戦国クイズシミュレーションゲームです。プレイヤーは戦国武将の一人となり、全国統一を目指して各地の合戦に挑みます。合戦の勝敗は戦国知識に基づくクイズの正解数によって決定される仕組みで、歴史専門誌『歴史群像』(学研)が監修した約2300問の本格的な問題が収録されています。

ゲームは内政・徴兵・兵糧管理などのシミュレーション要素と、四択・連結・書き取りなど多彩な形式のクイズ要素が融合した構成となっています。プレイヤーは自国の兵力や兵糧を強化しながら、隣国に攻め入り、在野の武将を副将として登用することが可能です。副将には特技が設定されており、戦闘を有利に進めるための戦略性が求められます。難易度はプレイ進行に応じて上昇し、後半では連結問題を持つ武将との戦いが攻略の鍵となります。

また、ゲーム内では自国の領地拡大に応じてイベントが発生し、戦国時代の文化や地理、人物に関する知識を深めることができます。クイズの出題形式は武将ごとに異なり、戦略的に攻める順序を考える必要があります。歴史好きなプレイヤーに向けた学習性とゲーム性を兼ね備えた作品であり、続編として『ものしり幕末王』も発売されています。