『くるくる◇プリンセス 〜フィギュアできらきら☆氷のエンジェル〜』は、フィギュアスケートの選手として練習や大会、そして恋に奮闘しながら成長していくフィギュアスケートアクションです。2007年3月15日にスパイクからニンテンドーDSで発売され、タッチペンを活用した独自の操作性と女の子向けの華やかな世界観で人気を博しました。
物語の主人公は、タイプの異なる3人の少女、白鳥みか(正統派)、松沢まい(クール)、桜井りな(元気)から一人を選択します。プレイヤーは彼女たちのコーチとなり、ライバルたちと切磋琢磨しながらジュニアからシニア、そして世界大会へとステップアップしていく過程を体験します。アドベンチャーパートでは学園生活や友人との交流も描かれ、選択肢によって周囲との関係性や物語の展開が変化していきます。
競技パートとなるスケーティングでは、ニンテンドーDSのタッチパネルを最大限に活用した操作が採用されています。画面に表示されるガイドに従って、タッチペンで円を描けばスピン、直線を引き上げればジャンプ、複雑な図形をなぞればスパイラルといったように、直感的なアクションでフィギュアスケートの技を繰り出します。正確なタイミングで操作することで演技の完成度(得点)が上がり、華麗なエフェクトとともにリンク上での演技が彩られます。
育成要素も非常に充実しており、日々の練習を通じて「表現力」「ジャンプ」「スピード」といったパラメータを自由に強化できます。さらに、大会で着用するコスチュームの着せ替え機能も搭載されており、豊富な種類の中からドレスやティアラ、ヘアスタイルを組み合わせて自分好みのスタイルでリンクに立つことが可能です。衣装の選択は見た目だけでなく、演技の評価にも影響を与える重要な要素となっています。
やり込み要素として、大会で獲得した賞金を使って新しい衣装やアイテムを購入したり、より難易度の高い大技を習得したりするコレクション性の高さも備わっています。フィギュアスケートという競技の美しさと、少女たちのひたむきな努力、そして友情や恋のドラマを、タッチ操作によるリズムアクション感覚で手軽に楽しめる構成に仕上げられています。
『くるくる◇プリンセス 〜フィギュアできらきら☆氷のエンジェル〜』は、スパイク(現スパイク・チュンソフト)が企画・制作した完全オリジナルの作品です。実際のフィギュアスケートの技やルールをベースにしつつ、当時の女児向けゲームで主流だった「着せ替え」や「恋愛アドベンチャー」の要素を巧みに融合させています。












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