『シムシティDS』は、2007年2月22日にエレクトロニック・アーツから発売されたニンテンドーDS対応のシミュレーション(都市育成)ゲーム。都市建設シミュレーションの代名詞である『シムシティ3000』をベースに、タッチペンによる直感的な操作や、プレイヤーを補佐する「アドバイザー」キャラクターなどの新要素を加えて携帯機向けに最適化した作品となっています。
プレイヤーは市長となり、何もない平地に住宅・商業・工業地区を指定し、道路や水道、電気といったインフラを整備して人々が住みよい街を作り上げます。本作では、街の発展をサポートする5人の個性的なアドバイザーが登場し、プレイヤーの方針に合った助言やミニゲーム的なイベントを提供してくれます。また、マイク機能を使って火災を吹き消したり、タッチスクリーンで直接市民の声を聞いたりと、ニンテンドーDSならではのインターフェースが随所に活かされています。
すれちがい通信にも対応しており、他のプレイヤーと「手紙」を交換したり、ランドマークをアンロックしたりといった交流要素も搭載されています。「神の手」モードでは、災害を引き起こすだけでなく、花火を打ち上げて市民を楽しませるといった演出も可能です。
複雑な操作を極力簡略化し、初心者でも手軽に本格的な都市経営を楽しめるように設計された本作。手のひらの中で自分だけの理想都市を育て上げる楽しみを提供します。
『シムシティDS』は、ウィル・ライト氏が開発し、都市育成シミュレーションというジャンルを確立したPCゲーム『シムシティ』シリーズをニンテンドーDS向けにアレンジした作品です。システムのベースとなっている『シムシティ3000』は、前作『2000』からグラフィックやシステムを大幅に強化し、ゴミ処理や近隣都市との取引といった要素を追加したシリーズ中興の祖とも言えるタイトルです。












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