『脳内エステ IQサプリDS』は、フジテレビ系の人気クイズ番組を題材に、直感的なタッチ操作でパズルやクイズを解いて脳をリフレッシュさせる脳内エステ(パズルアドベンチャー)です。2006年12月21日にスパイクからニンテンドーDSで発売されました。

本作は、司会の伊東四朗氏が院長を務める「脳内エステ IQサプリ」の世界観を忠実に再現しています。プレイヤーは「サプリ」と呼ばれる様々な問題を解き、正解して「スッキリ」するか、解けずに「モヤっと」するかという番組特有の体験をゲーム機を通じて楽しめます。番組でおなじみの「IQミラー」や「IQクロスワード」など、100問以上の問題が収録されています。

メインモードの「本診」では、複数のサプリに連続して挑戦し、最終的な回答内容に基づいてプレイヤーの脳の状態を診断します。診断結果はグラフやコメントで表示され、定期的にプレイすることで脳の柔軟性をチェックできる仕組みです。また、問題に詰まった際にはヒントを見ることも可能ですが、それによって得られる「スッキリ」の評価が変化するなど、スコアアタックの要素も含まれています。

ニンテンドーDSの機能を活かし、回答の入力にはタッチペンによる手書き文字認識や、画面上のオブジェクトを直接動かす操作が多用されています。番組の看板コーナーである「IQプレート」では、画面をタッチしてプレートを裏返す感覚を再現。また、伊東四朗氏本人によるボイスが収録されており、「スッキリ!」「モヤっと!」といったおなじみの掛け声がゲームを盛り上げます。

やり込み要素として、一度解いた問題を自由に復習できる「サプリライブラリ」や、毎日少しずつ問題を解く「日課サプリ」などのモードも用意されています。家族や友人とDS本体を回してプレイしたり、集めたポイントで新しいサプリを解放したりと、一人でも複数人でも楽しめるバラエティ豊かな構成に仕上げられています。

『脳内エステ IQサプリDS』は、2004年から2009年までフジテレビ系列で放送されたクイズ番組『脳内エステ IQサプリ』を原作としています。知識量ではなく「ひらめき」や「柔軟な思考」を重視した問題構成が特徴で、老若男女が楽しめる知的バラエティとして高い人気を博しました。

脳内エステ IQサプリ