『気持ちよさ連鎖パズル トリオンキューブ』は、2006年にニンテンドーDS専用ソフトとして登場した落ち物パズルゲームです。バンダイナムコゲームスが手がけた本作は、「気持ちよさ」をテーマにした連鎖システムと、宇宙船を舞台にしたユニークな世界観が融合した作品として注目を集めました。発売後は体験版の公開や漫画展開も行われ、独自の魅力を広げました。

プレイヤーは、ペンギン型宇宙船に乗った主人公“キャプテン”を操作し、画面上部から落ちてくる5種類のブロックを使って3×3の正方形「トリオン」を作ります。トリオンを連鎖させることで宇宙船が加速し、制限時間内にゴールへ到達すればステージクリアとなります。連鎖が続くほど爽快感が増し、視覚と音響の演出が連動してプレイヤーの達成感を高めます。

ゲームモードは多彩で、ストーリーモードでは姫を救うために宇宙を旅する物語が展開されます。エンドレスモードでは連鎖を極める挑戦が可能で、対戦モードではワイヤレス通信による2人プレイにも対応しています。さらに、連鎖によって得られるコインで宇宙船のカスタマイズができるなど、やり込み要素も充実しています。初心者でも簡単に連鎖が楽しめる設計が施されており、幅広い層に向けた親切な難易度設定が特徴です。

本作はニンテンドーDS専用タイトルとして、タッチペン不要の直感操作と2画面表示を活かした設計が施されています。連鎖の快感と宇宙冒険の物語が融合した構成は、パズルゲームの枠を超えた体験を提供し、今なお記憶に残る一本として語られています。

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